仕事が休みの日や、少し空いた時間は何をしていますか?
テレビやマンガを読んだり、あるいはお菓子作りをする人もいるでしょうか。
私もお菓子作りをたまにしたりするのですが、よく失敗してしまいます…。
基本的な分量を間違えたり、調理方法を間違えたり…。
そんな中でも保存方法を間違えると取り返しがつかなくなったこともあります。
お菓子作で、保存方法って何気に大事だったりします。
今回の記事のタイトルにもあるように、スポンジケーキを冷蔵庫で保存していたら、カチカチになってしまった、という経験をされた方もいるのではないでしょうか!
それで、今回の記事では、冷蔵保存するとスポンジケーキがなぜ硬くなってしまうのか、また正しい保存方法についても詳しくない書いていきます。
手作りスポンジケーキを冷蔵庫に入れたら固くなる原因
原因はいくつかありますが、 まず、冷やすことでスポンジの目が詰まります。これはなんにでもいえることですが、含まれている空気が冷やされて体積が減るので、その分縮んだ感じになり、固くなります。 それから、油脂が固くなるパターン。 溶かしバターを入れる配合ですと、当然そのバターが冷えて固くなりますよね。 そして、小麦粉のでん粉によるもの。 でん粉は冷やすと固くパサパサな状態に戻ろうとします。
引用:Yahoo!知恵袋
「料理は科学」と聞いたことがありますが、これはまさにその通りですね。
調べてみたら、4年生の科学実験で習うみたいです…(°▽°)
試験管の口に張ったシャボン玉のまくが冷やすとへこむように、空気が冷やされたら縮小してしまうことがわかりますね!
だから、スポンジケーキを冷蔵庫で冷やすと空気が縮んで硬くなるんですね。
糊化したでん粉をそのまま冷やすと、徐々に粘性が失われ、結晶化が始まります。この現象を老化と呼びます。老化が進行すると、ゲル状になりますが、種類によって固まり方に差があります。
引用:alic 農畜産業振興機構
また、小麦粉に含まれるでんぷんも、冷やされることによって固まる性質を持っているので、冷蔵庫で冷やすことによってスポンジケーキが固くなってしまいます。
スポンジケーキは冷蔵庫じゃない!正しい保存法は冷凍庫か常温
冷蔵庫で冷やしたらダメなら、どうやって保存すればいいの?
実は、多くのケーキ屋さんでもしている保存方法は「冷凍保存」だそうです。
「え?冷やしたら、固まるって言ってたし、冷凍なんてしたら、もっと固くなってしまうのでは?」
と思いますよね。
冷蔵庫より、冷凍保存の方が良い理由を今から解説していきます。
家庭用冷凍庫での冷凍に特に向くのは、乾燥品や加熱処理をしたもの、塩に漬けたものなど、食品中の水分が比較的少ないものです。
引用:ベターホーム
また、スープやソース類、裏ごしした野菜など、すでに組織がこわれているものや、パン、ごはん、もち、納豆も、冷凍しても品質の低下が少ないといわれています。
上記でも書かれているように、家庭用冷凍庫に向いている食材などがいくつかあります。
スポンジケーキも加熱処理がしてあるので、家庭用冷凍庫に向いていると言えます。
冷凍保存をするときに、ラップやタッパーなどに入れて密閉して保存すると、乾燥が防げます。
冷凍庫内の温度が上がったり下がったりすると、それにともなって、食品も凍ったり溶けたりします。溶けた水分が再び凍ると、それが霜として食品の表面などにつくのです。霜の正体は食品が本来もっていた水分なので、霜がついている食品ほど乾燥していて、風味が落ちます。
引用:ベターホーム
しかし、それでも冷凍庫の中でずっと放っておくと乾燥してしまうので、冷凍保存だとしても、2週間〜1ヶ月ほどで調理してしまいましょう。
また、冷凍保存した場合、スポンジケーキの場合は常温で解凍するのが◎。
スポンジケーキを作って、2日くらいで使用する予定があるなら、冷凍保存などはせず、常温で保存しておく方が良いです。
常温での保存なら2日ほど効くので。
ただ、梅雨の時期や湿気がお多い時期などは、カビに要注意です。
手作りスポンジケーキを冷蔵庫に入れたら固くなった!硬くなる原因と正しい保存方法:まとめ
今回の記事では、手作りスポンジケーキを冷蔵庫で保存すると硬くなる原因、またスポンジケーキの正しい保存方法についてまとめてきました。
スポンジケーキが冷蔵庫保存で固まってしまう原因として、スポンジケーキの中にある空気が冷やされて縮小され硬くなってしまうこと。
また、スポンジケーキに含まれるでんぷんが冷やされることによって固まる性質があること。
スポンジケーキの正しい保存方法は、スポンジケーキを作ってから2日ほどで使用するなら、常温保存。
作ってから2週間〜1ヶ月ほど使う予定がないのであれば、冷凍保存。
お菓子作りにとって保存仕方は重要な部分があるので、正しい保存方法を知っておきたいですね!