干し柿とは、その名のごとく柿を乾燥させた食品で、ドライフルーツの一種ですね。その干し柿とバター??と、初めて聞いたとき、私はピンときませんでした。
でも、レーズンバターがおやつやおつまみとして人気なわけですから、干し柿バターは「和風レーズンバター」といったところでしょうか。これは納得!
一般的な作り方としては、へたを取った干し柿を平らに開き、種を取ったところに3mmほどにスライスしたバターを重ね、干し柿、バター、干し柿…とミルフィーユ状に重ねてラップで包み、冷蔵庫で冷やし固めるというもの。とってもシンプルですね!試してみたくなりませんか?
こちらではおつまみやおせちにも使えるレシピもまとめていきます。
干し柿バターの食べ方
干し柿は、生の柿よりビタミンCは減少しますが、代わりにβカロテンやカリウムなどのミネラルが増えるのだそうです。
干し柿表面の白い粉は、甘未成分の一種であるブドウ糖の結晶で、疲労回復や風邪予防にも役立つといわれています。
栄養豊富な干し柿とバターで作る「干し柿バター」。興味がわいてきたのではありませんか?どうやって食べるのがいいのでしょう。
そのままでおやつに
スライスしておやつやお茶うけにいかがでしょうか。
スナック菓子やチョコレートなどより、ずっと健康的なおやつになります。濃縮された甘みがあるため、少量でも満足感がありますね。
日本茶とも紅茶とも合うので、幅広い世代の方に楽しんでいただけると思いますよ。
おせちの一品に
おやつやお茶うけとして食べるのはもちろんですが、洋風とも和風ともとれる干し柿バターは、おせちの一品としてもピッタリです。
干し柿とバターをミルフィーユ状に重ねた断面は、オレンジと白のストライプ。お重のアクセントになりますね。
また、ミルフィーユ状に作るほかに、干し柿の上にバターを塗って、くるくるとロールケーキのように巻く方法もかわいらしいですね。伊達巻の隣に、干し柿のオレンジ色とバターの白の渦模様が並ぶと、見た目も楽しいお重になりそうですよ。
大人のお酒のお供に
そしてレーズンバターと同様に、干し柿バターはおつまみにもぴったり!
ねっとりとした甘み、バターの塩気と豊潤さは、さわやかなロゼワインや、キリっとした日本酒のほか、ウイスキーなどの強めのお酒にも合いそうです。
いろいろなお酒との相性を試したくなって、深酒してしまいそう!くれぐれもご注意を。
【干し柿バターのアレンジ方法】
一般的なレシピは上に記しましたが、レシピサイトなどでは様々なアレンジをしている方も多いようです。
家族構成や、どんなシーンで食べるかによって、自分に合うものを探すのも楽しいですし、いろいろ試してみたくなりますね。
干し柿をお酒に漬ける
干し柿を梅酒やラム酒などのお酒にひたしてから、バターと重ねるというレシピです。
干し柿の甘さにお酒の豊潤さが加わると、さらに奥深い味になりそう。いわばラムレーズンの干し柿バージョンですね。合わないはずがありません!
塩コショウをプラス
開いた干し柿に軽く塩コショウを振ってからバターを重ねます。少量の塩によって干し柿の甘さが引き立ち、さらにピリッとしたコショウの辛みがアクセントになって大人の味わいが増すでしょう。
黒コショウとバターの相性は最高ですね!
バターの代わりにチーズを使う
干し柿の上に、バターではなくクリームチーズをのせるというアイデアです。
トロッと甘い干し柿にクリームチーズのまろやかな酸味が加われば、お供は赤ワインに決まりですね!
またこのアレンジなら、お子さんのおやつとしてもいいですね。
番外編!天ぷらにする
先ほどの「干し柿バター」ならぬ「干し柿クリームチーズ」を天ぷらにアレンジ!
外はサクッと、中はトロっと、干し柿の甘みとクリームチーズの酸味が、熱によってさらにおいしさを増します。
それぞれのアレンジ、いかがでしたか?
味を思い浮かべるだけで、私はおなかが空いてきました!
【干し柿バターの賞味期限はどれくらい?保存は?】
食べ方もアレンジも豊富な干し柿バター。早速たくさん作りたくなってきましたが、干し柿バターは長期保存には向きません。
干し柿バターの調理後は早めに食べましょう。保存は冷蔵庫に入れ、2~3日のうちに食べきるのがよいでしょう。
ただ、食品メーカーが商品として販売しているものは、材料やパッケージに工夫がされている為、未開封であれば1~2か月保存できるものが多いようです。ただしこちらも、開封後は冷蔵庫で3日程度が限度です。
干し柿バターの食べ方とアレンジ方法!おつまみ・おせちに万能レシピのまとめ
・そのまま食べてもおいしい干し柿は、バターと組み合わせるとさらにおいしい!
・干し柿バターは、おせちの一品としても、お酒のアテとしてもピッタリ!
・保存は冷蔵庫で、3日程度で食べきりましょう。
甘くておいしい干し柿とバターの組み合わせ。カロリーは高めの食品なので、食べすぎには注意が必要です。
手作りでアレンジを楽しんだり、各通販サイトでお取り寄せできる人気商品を取り寄せたりして、おいしさを比べてみるのはいかがですか?